歯列矯正の基礎知識

皆さんが子どもの頃、周りに「矯正」をしている人はいましたか?近年は遺伝子や食生活の変化で顎が小さい子どもが増え、永久歯が上手く収まらず歯並びが悪くなってしまう子が多いそうです。私もその一人で、上の前歯は八の字にねじれて生えていましたし、乳歯がなかなか抜けなかったので下の前歯は乳歯の後ろから生えてきてその位置で落ち着いてしまっていました。さまざま器具を変えて3年ほどかけて治療をし、今はほぼ綺麗に揃った歯並びになっています。
子どもの歯や骨は大人とくらべて柔らかく、また日々成長して骨が変化していくため矯正の効果がかなり出やすいです。では大人はどうなのでしょう。子どもの時ほどの成長は見込めない大人でも矯正の効果は出るのでしょうか。
もちろん、大人になってから始めても歯列矯正は効果があります。しかも、歯の生え変わり時期や成長の過程で適切なタイミングがある子どもの場合と異なり、歯の成長が終わっている(個人差がありますが)大人の歯列矯正はいつでもやりたいと思った時がベストタイミングです。ですので、大人の歯列矯正は「いつまでに終えたいか」を考えて計画を立てましょう。
さて、矯正についてネットなどで調べていると、「インビザライン」という言葉と出会うことがあります。矯正にはいくつかの種類がありますが、インビザラインは「マウスピース矯正」のひとつです。ではその「インビザライン」について詳しく解説していきましょう。